「ひとつとするため」
2021年6月27日礼拝説教梗概
聖書:エペソ人への手紙1章3節~14節
説教:安藤友祥主任牧師
パウロは、キリストの血によって贖われ、背きの罪が赦された人に与えられる恵みである、神様から与えられる知恵と思慮について触れます。神様が溢れさせてくださるその恵みは、神様のみこころの奥義である目的と計画を私たちが知るためであり、知った者として生きるためです。 パウロは神様の大きな目的として天にあるものも地にあるものも一切をイエス様を頭として一つに集めることが計画されている事を明らかにします。そしてその計画のために私たちはキリストの贖いを受けて背きの罪が赦され、神様と和解しています。 やがて来る定められた時に、天にあるものも、地にあるものも一つに集められる。まだそれは実現していないのが現状だとすると、天も地も、一つにされるべきものは現在、断裂の状況にあるということです。神様はこの断裂状態にある世界を、キリストにあって一つにしようとしています。 私たちは宗教的事柄と世俗的事柄を分けてしまう事も多々あるかもしれません。この領域は神様に祈る事柄だけれど、この事は努力や頑張りで実行していく事柄と頭の中で切り替えている部分もあるかもしれません。日曜日とそれ以外の日というように切り替えて教会で生きる自分と世で生きる自分を分けているかもしれません。聖書を読む時に、今日開いた中に書かれているキリストにあって一つに集められるという事も、宗教的な、精神的な領域だという先入観で私たちは理解し、そうでない事柄を切り離そうとしてしまっているかもしれません。イエス様は宗教的な領域、心や精神的な領域だけに関わられる方なのでしょうか?イエス様は宗教的事柄だけをひとつにするとは言っていません。はっきりと全てがイエス様の権威のもとに置かれる。キリストを頭として一つに集めると、天にあるものも地にあるものも、一切を集めると書かれています。すべてを含めた超現実的な事柄に、イエス様は和解と調和をもたらし、イエス様という方向性で神様は集められる時が来ると計画されています。普通に考えたら絵空事だと思うような事ですが、それを実現できる方がいると。その方はイエス様なのだと教えています。
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