「成熟を目指して」
2021年11月28日礼拝説教梗概
聖書:エペソ人への手紙4章7~16節
説教:安藤友祥主任牧師
最初に確認すべき事柄は、教会に属する全ての人には、イエス様の主権的な選びによって、賜物が恵みとして与えられています。その賜物が与えられている目的は、キリストのからだである教会を建て上げ、成長させるために与えられています。 パウロはここで「教えること」に関して、福音宣教の為に神様から与えられている働きを挙げています。この5種類の働きに限らず、教会の中での奉仕の働きは、自分の力や、自分の思いだけですることは出来ない働きです。なぜなら神様が与えられる働きは、神様の助け、力、賜物が無くては全うする事は出来ないからです。 教会に与えられている働き人が、福音を、神様の教えを、また神様の思いを語り、礼拝者を整えることで、奉仕の働きが進み、その結果としてキリストの体が建て上げられて行きます。私たちは漏れることなく賜物が、そして、それにともなう働き、奉仕、使命が与えられています。 パウロは、共同体として成熟し、イエス様のように歩む共同体になる事へと私たちの目を向けさせます。私たちが成熟した結果向かうのは、イエス様のようになるということです。成熟を求める理由は、成長する事によって、悪だくみや人を欺く策略から出た教えに翻弄されないためであると。 私たちは真理を知る者として、真理を語らなければなりません。愛をもって、愛の内に真理を語りなさいとパウロは言います。そこに愛が無いなら、駄目だと。真理と愛の両方が無くてはいけません。 私たちはキリストの体として全ての事において愛をもって、愛を土台として、愛に深く根差して行動します。自分の思い描く愛、自分が実現しやすい愛ではなく、神様からの愛、イエス様のような愛でそれらを行って行かなくてはならないと。イエス様という絶対的なゴールを目指して、神様からの愛で互いに成熟を目指していくのです。教会の成長は、イエス様のように成熟していく事。誤った教えに翻弄されないように正しく神様を、イエス様を知る。それは確かに「知識」であると同時に、人格的に神様を、イエス様を知り、より信頼し、より愛していくという営みです
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