「人間の創造」
2023年5月14日主日礼拝説教梗概
創世記 1章26~27節、2章7~8節、15~25節
説教:安藤友祥主任牧師
人は神のかたちに創造されました。神様と人格的な交わりを持つことが出来、神様に与えられた役割、すべてのものを支配することが出来る能力、力も与えられました。2:15に目を向けると人は神様によって創造された非常に良い世界であるエデンの園を耕し、守っています。神様に良いものと創造されたエデンの園も、耕し、守る存在を求めていたのです。人は、神様の価値観によって、この世界をふさわしく管理し、守り、発展させる。そのことが出来る存在として創造されました。そしてそれは、非常に良いと創造された世界をさらに発展させる創造性にあふれた働きでした。
園の中央には善悪の知識の木がありました。神様からの命令である、善悪の知識の木からとって食べないという事を通して、神様の栄光を現していたのです。自分に与えられた役割を理解して果たす。神様からの言葉に聞き従って生きる。この二つのポイントで人間は神様の栄光を現し生きていたのです。
善悪の知識の木ので考えられること。それは単純な罰則やルールという事だけではなく、この神様が創造された世界の善悪は、神様は決められる。判断されるという事です。人類にとって、何が善で悪かは神様だけが知っていることです。ですから、神様を信頼し従う時、初めて本当の善悪を私たちは知ります。そしてそのことを前提に、神様が善を知っている具体的な例として女性の創造が語られます。18節にははっきりと「良くない」という言葉が書かれています。神様の目から見て善ではない状態がそこにあったのです。人間の置かれている孤独、一人という状態が良くなかったのです。そして神様は助け手として女を創造する事で解決し、非常に良い世界とされます。
神のかたちとして創造された男女。確かに違いはあります。同等の尊厳だけれど、同じではない者として創造されています。互いに補い合う者として神様に創造されました。
アダムには神様と言う信頼すべき方が居たのは間違いないのです。けれども神様はそれとは別の次元の事柄として人間は一人でいるのは良くないと思われたのです。神様に代わる助け手、信頼するべき相手として女を創造したのではなく、その女と助け合いつつ神様に与えられた役割を果たしていく、神様に従っていくと言う関係を持つために神様は助け手を与えられました。
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