「互いに熱く愛し合う」

2024年8月25日礼拝説教梗概

聖書:ペテロ第一の手紙 1章22~25節

説教:安藤啓子牧師

 

 22節に、「あなたがたは真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、」と記されています。そこで彼らに、何をさせようとしているのかというと。「きよい心で互いに熱く愛し合いなさい。」と勧めているのです。ここで取り上げられている、互いに愛し合うことは聖書の中心的な教えであって、イエス様ご自身も命じておられることです。

 しかもここには、単に兄弟を愛しなさいというのではなく、「きよい心で互いに熱く愛し合いなさい」と言われています。

 このペテロが示している「きよい心で互いに熱く愛し合う」ことを邪魔するものは何でしょうか?それは、偽善的な愛、見せかけの愛で、うわべだけのものでしょう。それは、ことばや口先だけで、行いと真実をもたない偽物の愛です。

 では、どうやれば心から愛し合うことができるのでしょうか?それは、私たちの生まれながらの気質や力ではできないということを、素直に認めて神様の前に降参することです。そして、「神様」と名を呼び。切実に「私にきよい心で互いに熱く愛し合うことができるようにしてください」と祈り求めることです。

 私たちの信じる神様には、不可能はありません。一かけらの愛をも持ちえない様な者であっても、愛する力が与えられるのです。

 最後に、この新しく生まれる恵みに与れたのは、朽ちない種からであり、神のことばによるのです。これは、神様はみことばを用いて、ご自身の命を与えることによって新しく生まれさせてくださるという意味です。私たちが信頼すべきものは、朽ちない種、生けるいつまでも変わらない神のことばなのです。私たちは不安定な変わりゆくものではなく、変わることがないしっかりとしたものを、いのちの土台とするのです。この神のことばが私たちを新しく生まれさせ、私たちの人生を変えてくださいます。

 ですから、あなたも私も神様のみこころに従って、お互いに心から熱く愛し合うことができるのです。なんと素晴らし神様のお約束でしょうか!このお約束を信じて、心から熱く愛し合うことが出来る信仰の共同体として、成長させてくださいと全能の神様に祈ってまいりましょう。

投稿者プロフィール

setachu
setachu
説教梗概

次の記事

「弟子たちの失敗」