「光の中を歩むこと」
2025年11月16日礼拝説教梗概
聖書:ヨハネの手紙第一1章1~2章2節
説教:安藤啓子牧師
今日からヨハネが送った手紙をご一緒に見て行きましょう。この手紙は、真理こそが偽りの教えに対する最善の解答であると信じていたヨハネが書きました。彼は読者がキリスト教共同体から離脱した反キリスト者たちに惑わされないよう促します。そして、彼らが真理の中にいることを確信させるために書かれたものです。
3節で、ヨハネが読者の彼らに、あなたがたも私たちと交わりを持つようになる為ですと招きますが、どんな交わりに、なぜ彼らを招くのでしょうか?この交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。ヨハネ自身は既にこの愛の交わりの中に入っていて、日々喜びの中に置かれています。「これは私たちだけのものでなく、信仰によってあなたがたも同じものを受けているのです。けれども今あなたたちは、この交わりを持っていません。ですから私たちが持っている、この恵みと祝福と喜びに満ちた神と人との交わりを、あなたがたも持つようになって下さい」と招いているのです。あなたたちもこの交わりを再度持つようになると、神様との個人的な交わりが広がっていきます。すると、教会内でクリスチャン同士の横のつながりも豊かになっていきます。その結果、神様が日常生活でどのように慰めや励ましを与えて下さり、力となって下さったのかが分かり、喜びが湧き出てきます。その恵みを自然に分かち合えるようになります。それだけではなく、お互いの喜びや悲しみの分かち合いもでき、お互いのために祈り合えるようにもなります。そこには必ず主の臨在があり、御霊に満たされるようになっていきます。ここに兄弟愛が生まれ豊かな実が結ばれていくのです。
また誰でも私たちは日常生活を送る中で神様の前に罪を犯しやすい弱さをもっていて、失敗してしまいます。しかしここに慰めがあるのです。失敗のためにうなだれる時、闇の力が責め立てる時、私たちは2章1節のみことばにより頼むのです。「もし誰かが罪を犯したなら、私たちには、御父の前でとりなしてくださる方、義なるイエス・キリストがおられます。」私たちは罪を犯した時こそ、とりなしてくださるお方が必要なのです。
ヨハネを通して神様から今日この手紙を受け取った者として、イエス様こそ真の神であり、救い主ですと信仰告白をして、神の光の中を歩み続ける者として頂きましょう。
投稿者プロフィール

最新の投稿
説教梗概2025年11月16日「光の中を歩むこと」
説教梗概2025年11月9日「王の帰還」
説教梗概2025年11月2日「あなたもあなたの家族も救われます」
説教梗概2025年10月26日「救いはイエスの恵みによって」

