「夫と妻への教え」
2024年12月15日礼拝説教梗概
聖書:ペテロ第一の手紙 3章2~7節
説教:安藤啓子牧師
ペテロは、この手紙の3章から、キリストを信じた女性と男性がどう生きるべきかについて語っております。
妻たちに婦人たちに力説しているのは、寡言で口数少なく、福音を生活を通して語り、実行する妻であれと。婦人が妻が身に着けるのは<心の中の隠れた人>だと。この「心の中の隠れた人」は、妻の内面的性質、真の人格です。それ自体は目に見えませんが、内なる態度に反映することばや行いによって現わされるものです。「柔和で穏やかな霊」の美しさは、宝石や着物の過ぎ去っていく美しさとは対照的に、永遠に続く神様が与えて下さる霊的なものです。この「柔和で」とは、神様にすべてを明け渡し、服従した人のことです。この柔和さを持つ人は、「自分の権利に基づいて主張しない」とか、「押しの強くない、利己的に主張しない」とか、「自分のやり方を要求しない」ということを意味しています。そのような「柔和で穏やかな霊」は、未信者の夫たちにとっても美しいことでしょう。しかしそれ以上に、朽ちることのない柔和で穏やかな霊は、「神の御前に価値あるもの」です。
夫たちに対しては、妻が肉体的に弱く、社会的にも傷つきやすいことを理解し、よくわきまえて妻を思いやり、共に生活するようにと。そして、「いのちの恵みをともに受け継ぐ者として」とは夫に、たとえ自分たちに結婚においてより大きな権威が与えられているとしても、妻たちはなお霊的な特権と永遠の重要さにおいて夫たちと同等であること。また永遠のいのち、あるいは救いに関しては男女の区別はなく、ともに受け継ぐ者とされている「共同の相続人」であると。
そして、神様はクリスチャンの夫たちが妻たちと理解のある愛に満ちたあり方でともに生活することに深い関心を抱いておられる。でも、その関係を損なうことは神様との関係を傷つけ、祈りを妨げると警告するペテロ。
私たちの信仰生活の祝福を求めるならば、夫も妻も相互に認め合い、仕え合うということが信仰生活の正常化をもたらすことに繋がり、妻を愛することが家庭を円満に保ち、神様との正しい関係が築かれるとペテロは伝えます。その恵みと祝福の中で、男性も女性も神様の御前に喜ばれる霊的な歩みが出来ますようにと祈ってまいりましょう。
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