「キリストのうちにとどまる」
2025年12月28日礼拝説教梗概
聖書:ヨハネの手紙第一2章3~29節
説教:安藤啓子牧師
この手紙はヨハネによって、読者がキリスト教共同体から離脱した反キリスト者たちに惑わされないよう、彼らが真理の中にキリストのうちにいることを確信させるために書かれたものです。
私たちは救われる前、自分の欲望通りに生きることが楽しく自由なことに思われ、そこに幸せや真の人間らしさがあるように思えたものです。けれどもキリストを自分の救い主で真の神だと知り信じた時。また全能の父なる神様がどの様な愛のお方かを知った時に変化が起こりました。神の命令とみことばは喜びとなり、道しるべや善悪の判断の規準となりました。そして、神のみことばに従って正しく歩みたいという願いが起きたのではないでしょうか。
この願いを持つ者と変えられた私たちは、聖霊によって記された聖書を持っています。この私たちのするべきことは、聖霊が教えて下さる通りに御父と御子から離れず、キリストのうちにとどまることです。正しい信仰にとどまり、キリストとの交わりに留まり続けることです。
28節で「さあ、子どもたち。キリストのうちにとどまりなさい。」そうすれば惑わしに負けることなく真理の内を歩み、やがてキリストが現れるとき、私たちは確信を持つことができ、御前で恥じることはありません。とヨハネは語ります。これは喜びと確信をもって主に、信仰生活を報告できることです。そのために必要なのは、今この世で正しく歩むこと。それはキリストのうちに留まることによって得られる信仰を、主のあわれみによって守り通す事です。そして今日の私たちも主のあわれみによって、神が正しいお方であると知っている者達です。ですから、主の目に義とされていることを行う者として造り変えられています。また、実行できるようにと聖霊の神様が導き、力となって下さる関係に入れられているのです。これは、決して自分の努力や訓練で得られるものではありません。なぜならこれらは、神様からの一方的な恵みと祝福に与ってはじめて、神の目に義なることを行えるからです。ですから主が日々私たちの力となって下さり、キリストのうちにとどまること。そして、みことばに生きることができるようにと、お互いに祈り合ってまいりましょう。
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