「キリストにある夫婦」
2022年2月27日主日礼拝説教梗概
聖書:エペソ人への手紙5章22節~33節
説教:安藤友祥主任牧師
御霊に満たされている人の生活の実践。パウロは22節以降で、この生き方の具体的な現れについて教え始めます。この箇所は、夫婦関係について教えると同時に、パウロは教会とキリストの関係、またキリストがなさったみわざに関しても同時に話を進めます。単純に「こうしなさい」ではなく、なぜそのようにするのか?キリストを基準として、土台として教えるのです。
本来の結婚、夫婦とはこういうものであるとパウロは教えます。神様が与えられた秩序。妻が従うように、夫も妻を愛するというあり方。そしてそれはキリストが教会を愛し、教会がキリストに従うという事を基としたあり方です。
妻に対してパウロは従いなさいと教えていますが、服従の強要はしていません。妻に対して自発的に従う事を教えています。また同様に、夫も妻に対して従う事を強要してはいけないのです。
夫に対しては、キリストが教会を愛したように、あなたがたも妻を愛しなさいと教えます。パウロは「愛する」という事を強調します。そしてパウロが夫たちに求めている、キリストが教会を愛した愛とは、ご自身を捧げる、命がけの愛です。目を留めるべきは、この「愛しなさい」という言葉には現在進行形が使われています。休むことなく、今もこれからも愛し続ける。「あの時しっかり愛した」とか「愛せるタイミングに出来る範囲で愛した」では駄目なのだとパウロは教えます。
この結婚生活、夫婦の関係は、神様の助けがあるから実現する結婚生活です。実際、神様を信じていても難しさを覚える時はあります。けれども、難しいで終わりにするではなく、難しさに働いて下さる。助けて下さる神様に祈れるのです。祈れる幸いを知り祈る道を備えて下さっています。
神様は結婚という制度を、堕落前に祝福として人間に与えて下さいました。結婚の歩みのために、たくさんの恵みを、愛を、祝福を与えようと用意してくださっています。その神様からの祝福を、恵みを、何より助けを、しっかりと受け取る。そのような神様と共にある、神様が導かれる結婚生活の希望を私たちは与えられています。
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