「イエスの教会」
2022年6月5日ペンテコステ主日礼拝説教梗概
聖書:使徒の働き2章
説教:安藤友祥主任牧師
ペンテコステに誕生した教会は、マタイの福音書16章でのキリスト告白に続く「わたしの教会を建てます」という言葉。ペンテコステに創造された教会は、イエス様を「生ける神の子キリスト」だと信仰告白する共同体として創造されました。
ルカは使徒の働き2:42に生まれたばかりの教会の営みを記しています。「使徒の教えを守る」「交わりを持つ」「パンを裂く」「祈りをした」この4つです。
教会は弟子の教えを守っていました。イエス様は地上での歩みをする中で、弟子たちに神の国、神様の支配の中を生きる事について教えられ、実際に生きて見せられました。イエス様の弟子として、神の子として、キリストの体としてこの地上ですべきことが何かを教え、そして実践する者として生きることが求められています。
教会は交わりを持っていました。使徒信条で聖徒の交わりと告白するように、ここでの交わりとは、教会の独自性を現す交わりです。神様を礼拝する事から始まる聖なる交わりであり、同じ御言葉を礼拝の中で聞き、イエス様に中心に居ていただく交わりです。
教会はパンを裂きました。これは主の十字架を思い起こす主の食卓の出来事です。教会は自分たちの罪の赦しのために十字架で死なれたイエス様を思い起こします。私達は十字架にかかられたイエス様への献身の思いを新たにし続けるのです。
教会は祈りを捧げました。個人での祈りと同時に、共同体として捧げる祈りです。
47節「主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった」ここでの「加える」の主語は神様です。神様が救われ、神様が加えられる。この神様の主権によって救われ、加えられた共同体という視点を大切にしたいのです。
使徒の働き2章を読む時に、突如世界に誕生した力あふれる主の共同体、新しい共同体の姿を私達は見ます。同時に、この共同体と同じ神様、救い主、救い、赦し、聖霊が与えられている事にも気づかされます。ルカが挙げた4つの営み。これらはすべて聖霊の働き、聖霊の力、聖霊の助けを受けて行っていくのです。むしろ聖霊の助けが無くては出来ません。ペンテコステに与えられた聖霊とともに歩むのです。
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