「神の国はもう来ている」
2024年11月24日主日礼拝説教梗概
ルカの福音書 3章16~34節
説教:安藤友祥主任牧師
今日の箇所は、情報量も多く、その情報が入り乱れているような箇所です。イエス様がしていた悪霊払いを発端に始まる、イエス様が伝える緊急性のある言葉。イエス様は聞き手に決断を迫っています。
エルサレムへの旅の途中、悪霊を追い出しておられたイエス様。それを見て驚く群衆の中に、イエス様を誹謗中傷する人が居ました。イエス様の悪霊追い出しは悪霊のかしらの権威によって行っているものだという批判。イエス様を悪魔起源の存在だというのです。イエス様はサタンの国をたとえに出し、どんな国でも内輪もめしたら立ち行かなくなる。なぜ悪霊の頭がそんな無駄な事をするのか?と問いただし、さらには、ユダヤ人の中で他にも悪霊を追い出している人は、いったい、何の権威によって追い出しているのかと問いかけます。イエス様は言われます、イエス様は神の指によって悪霊を追い出している。だからこそ、神の国はあなたがたの所に来ているのだと。イエス様の悪霊追い出しは神様のみわざ。神の国の訪れの証拠です。イエス様はどんなに強いものが守っていても、より強いものが来たならたちどころに打ち負かされてしまう。サタンの国よりも強い神の国が来ているのだと証をし、迫ります。わたしに味方しないならば、わたしに敵対するのだと。また神のことばを聞いて守る人が幸いな人だと教えられます。イエス様はサタンの国ではなく、神の国に生きることへ招いています。
しるしを求める人にはヨナのしるししか与えられないと言われます。ヨナはニネベに悔い改めを迫りました。イエス様の宣教のことばも悔い改めを迫ります。光のたとえをだし、イエス様という光は隠れることも、隠すことも無いのだと教えられます。
神の国は来ている。証拠としての光であるイエス様のことばも、わざもすべて隠されずにこの世界に輝き続けている。では、この状況の中で私たちはどうするのか?と迫られます。一時は悪霊が出て行っても、そこに戻ってきてしまうかもしれない。悪霊よりも強いものを受け入れ、従って生きる時に、そこにはイエス様に幸いだと言われる生き方があるのです。すでに神の国、神様の支配は来ています。イエス様を試し、敵対するものではなく、イエス様と共に生きるものとなりましょう。
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