「聖霊なる神」
2022年10月23日主日礼拝説教梗概
ローマ人への手紙 8章14~16節
説教:安藤友祥主任牧師
「聖霊は、我らに父と子を示し、罪を認めさせ、赦しを与え、我らを新たに生まれさせ、神の子とする。人は、自分の行いによらず神の恵みにより、主イエス・キリストの贖いのゆえに、キリストを信じるただその信仰によって義と認められる。さらに、聖霊は、助け主、慰め主として我らの中に住み、我らを主と同じかたちに造りかえ、我らに御旨を行わせ、世の終わりまで我らとともにあり、我らをキリストとの共同相続人とする。」
信仰生活の要となるのが聖霊の働きと言えます。イエス様は聖霊なる神様を、「もう一人の助け主」と表現します。聖霊の働きは教会の、神様の宣教の働きを推進させる働きです。
聖霊は、父、御子なる神様と私達の距離を埋めて下さる存在です。イエス様の救いのみわざ。2000年前の歴史的事実が、聖霊を通して、私たちの具体的な贖いのわざになります。聖霊の働き無しでは、私たちは罪を赦される事も、救いを得る事も出来ません。
聖霊は私達が「内的照明」によって聖書を読む具体的な助けを与えて下さいます。聖霊は私達を新しく生まれ変わらせます。聖霊は私たちに御霊の実を実らせます。聖霊は私達に賜物を与えます。聖霊によって与えられる賜物は神様の栄光を現すための賜物です。賜物が与えられる事に目を向ける以上に、与える主体である聖霊に目を向ける必要があります。
聖霊は一致の御霊です。聖霊に関して混乱や分裂が起こる事はありません。そのような場合は本当に聖霊に従っているかと吟味する必要があります。私達は一人一人に与えられている聖霊に、自分をちゃんと支配していただいているだろうか?と、まず確認する必要があります。
聖霊に満たしていただくには祈りと、自分の中にある聖霊の満たしを邪魔するものを取り除く事が大切です。
唯一赦されない罪は、聖霊を冒涜する罪です。神様を信じてクリスチャンとなり、聖霊に宿っていただいたにも関わらず、故意に神様や十字架を否定し冒涜する罪は赦されません。それは悔い改めを拒否する事。聖霊の恵みを拒否する事です。
聖霊は人格を持ち、人格を通して私達と関わり、導き、教え、気付かせてくださる方です。神様が共に居て導いて下さる。日々新しくしてくださっている。働いて下さっている。ここに私達は確信し、土台を置く事が出来るのです。