「嵐静まりて」

2023年12月17日主日礼拝説教梗概

聖書:ルカの福音書8章22~25節

説教:住友曉伝道師

 アドベントも第3週に入りました。クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日ですが、ではそのイエス様とはどういうお方でしょうか。今日の聖書箇所では、弟子たちがその問いを発しました。

 イエス様は、神の国の福音を説き、そのしるしとして病人を癒し、悪霊を追い出し、時として死んだ人をよみがえらせるという働きをされてきました。その評判は高まるばかりで、次から次へと人が押し寄せてきて、イエス様は寝る暇もないほどです。ある日イエス様は、「向こう岸へ渡ろう」と言われました。疲れを覚え、眠られるイエス様に私たちと同じ完全な人としてのお姿を見ます。弟子たちはイエス様を舟に乗せて漕ぎ出しました。ところがいきなり天候が急変し、舟は嵐に翻弄されます。今にも沈没しそうな状況にパニックになった弟子たちはイエス様を起こして言います。「私たちは死んでしまいます」。起きたイエス様は一言で風と波を鎮めます。ここに、ことばで天地を創造し、大自然を統治される、まことの神の姿が表されています。そして弟子たちを叱責されますが、そこには期待と励ましが込められているようです。わたしへの「信仰はどこにあるのですか」と。弟子たちは、驚き恐れて「いったいこの方はどういうお方か」と問います。ユダヤ教の教えの中に育った彼らは大自然を統治される方は神であることを知っていましたから、「この方は神ではないのか」という驚きと恐れが示唆されています。弟子たちは、共におられる方が人であり神であることを知って委ねきる信仰があれば、パニックには陥ることはありませんでした。

 「神のことばを行う」とは「神の言われたことは必ず実現する」と信じ、共にいて下さる主に委ね待ち望むことです。

 私たちの人生の海でも嵐や荒波に遭遇します。しかし、主イエスが果たしてくださった救いの御業のゆえに、私たちは神様が約束してくださった神の国、新天新地の港に必ず到達することが出来るのです。

 あなたを愛し、必ず新天新地へと導かれる救い主が、あなたと共におられるので、心安らかに、やがての勝利の静けさを、今味わうことが出来る。そのことを覚えつつ、クリスマスを迎え祝いましょう。

 

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setachu
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