「揺るがされぬ愛で」

2021年10月3日礼拝説教梗概

聖書:エペソ人への手紙3章14~21節

説教:安藤友祥主任牧師

 パウロは私たちが根を張り、基礎を置くものが神様の愛なのだと確認をしています。私たちは、愛では無いものに基礎を置いてしまう事もあります。何があっても揺るがされないほどまでに、神様の愛に私たちは根を張り、基礎をしっかりと据えなくてはいけないのです
 私たち人間の愛には限界があり、不完全です。パウロはそこに切り込みます。イエス様を、神様を知る事が、私たちが本当の意味で愛を知る事です。パウロは私たちの愛とは全く違う、神様の愛、キリストの愛への理解へと祈りを拡げていきます。1章から語ってきた神様のなさった御業、計画、イエス様の実現されて来た出来事、そのどれもが神様の愛から来る出来事でした。その神様の愛を今一度しっかりと理解し、その愛に土台を据えて歩むことを、根を張って生きることを願っているのです。19節で言われる人知をはるかに超えた愛。その愛を人格的に知り、その愛に根差して生きることが出来るなら、その歩みは揺るがされることはないと。
 神様が創造された共同体が、神様の持つ豊かさによって満たされて行く。私たちを満たすものは、ただ一人、神様から来るものです。神様以外のものに満たされようとしてはいけない。神様以外のもので自分たちを満たそうとしてはいけないのです。共同体として共に成長し、共同体としてキリストの行いの実践をしていくのです。神様はそのための豊かな恵みの賜物を私たちの為に用意してくださっています。
 20節。神様は私たちが望む事を越えて、ご自身が望まれることを自由に行動し、実現されるのが神様です。私たちに神様の力は働いて下さいます。ただその力は私たちが思い思いに好きな事をするための力ではありません。神様は人間の想像、理解の範疇に収まる方ではありません。神様がなさる、私たちの理解を超えたみわざに私たちは驚きます。神様がなさろうとする事に同意し、神様が実現された事を、信頼して受け取る事も信仰です。
 祈りの最後にパウロは神様の栄光、素晴らしさをほめたたえました。私たちの祈りもそうでありましょう。

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