「キリストのからだを建て上げる」

2023年3月12日主日礼拝説教梗概

エペソ人への手紙 4章1~16節

説教:安藤友祥主任牧師

「教会は、聖霊によって召し出された神の民、主イエス・キリストをかしらとするからだであり、羊飼いなる主の御声にのみ聴き従う羊の群れである。地上の教会は、再び来られる主を待ち望みつつ礼拝し、みことばを説教し、聖礼典を執行し、戒規を重んじ、聖霊の力によって全世界に福音を宣べ伝える。」

 キリストのからだを構成する私たち。神様の御言葉によって整えられなければ、本当の意味での成長はありません。

 私たちは一人一人に異なる賜物が与えられています。その与えられた賜物を用いて、奉仕し、その奉仕を通してキリストのからだを建て上げていきます。奉仕とは、神様から、与えられたものを用いて、それを持ち寄る、捧げることだと言えます。誰か一人がものすごく頑張った結果、共同体が成長するのでもありません。

 教会はイエス様によって、組み合わされ、そして愛のうちに建てられていきます。教会の成長に必要なものは、イエス様が与えてくださる。むしろ教会にすでに与えていてくださっていると私たちは確信を持つことが出来るのです。

 旧約聖書の偉大な信仰の先輩たち。彼らは神様の霊が下ることによって、力を受け、その働きをなしていきました。その神様の霊が、イエス様を信じて救われた全ての人に下る約束が与えられています。大宣教命令を聞いた弟子たち。彼らは、イエス様の約束、言葉は必ず成就すると体験し、知っていました。「証人となる」という約束、「聖霊が与えられる」と約束も受けていました。だからこそ、そのイエス様の言葉が成就するときを待ち望み、祈っていたのです。弟子たちは、何より、自分の力や能力ではない。神様の助け、力でそれを行っていくのだと確信し、信頼していたのです。人間では到底無理だとわかっている。けれども、神様には出来るのだと信じていたのです。

 教会は、イエス様の命令に従って、福音を宣教していきます。教会の奉仕も、福音の宣教も、神様からの賜物、聖霊の力、助けでやっていくのです。聖霊は宣教の御霊です。聖霊は私たちの内に宿り、一致を与え、教会を建て上げるために必要な賜物を与えられます。私たちは、命を懸けて愛してくださったイエス様への感謝から、神様に奉仕を捧げます。

引用箇所:ロマ12:4〜8,1コリ12:7,1コリ14:12,1ペテ4:10〜11,1コリ12:5

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